新幹線の中で時間つぶしにすること

新幹線の中で時間つぶしにすること

若かりし頃

29歳 : 女性の話
若かりし頃、遠距離恋愛をしていて、二ヶ月に一回程度は新幹線で東京大阪間を行き来していた。
定番の暇つぶし方法としては、やはり読書だ。大きいと荷物になるので、その時のお気に入りの文庫本を一冊のみカバンに入れて持っていき、時々読んだ。ただ、あまり本に集中出来ず、そわそわしてしまう事の方が多かった。その時は、音楽を聞きながら、ただ窓の外を眺めているのが楽しかった。普段、都心暮らしの為、田んぼの緑が綺麗な季節だと景色を見ているだけで癒された。
あとは「今自分がどの辺を通過しているかクイズ」というのを頭の中でやっていた。私は地理にあまり詳しくないので、周囲に建っている建物や銘菓の看板を見つけて、今、何県を通っているのか想像する。そして、周囲に住所が書いてあれば、その答え合わせをするというものだ。地味なものだけれど、新幹線での移動を楽しむには、かなり有意義な暇つぶしだったと思っている。